最古のナンプレ
第25話
今では世界中に広まり、有名なパズルになったナンプレ。
いつ、どこで、誰の手によって生まれたのでしょうか。
今回はナンプレのルーツについて調べてみました。
こんなとき、頼りになるのは友人です。パズル仲間に尋ねてみたところ、情報が載っているサイト(mathpuzzle.com)を教えてくれました。
初めて世に出たナンプレは、1979年、アメリカのパズル雑誌「Dell Pencil Puzzles & Word Games」の16号に掲載されたもののようです。その2問を紹介します。
【問題1】
ヒント:4,6,7,8
ルールは現在のものと同じですが、まだ誰も解いたことがないパズルだけあって、どこから考えればいいのかを示すヒントが添えられていました。○のマスにはヒントの4つの数字のうちどれかが入ります。(ヒントはなくても解けます)
見た目の特徴としては、どの列・ブロックにも4つずつヒント数字が入れられており、解きやすくする工夫がなされています。
【問題2】
ヒント:1,4,5,8
実際に解いてみたところ、2問目は1から順に数字を埋めていくことができました。
作者はHoward Garns氏、建築家をリタイア後の74歳のときにこのパズルを思いついたそうです。人はいくつになっても創造性を発揮できるのですね。
≪解答1≫
≪解答2≫
(このコラムは、ナンプレ館Vol.60に掲載されたものです)