ナンプレの裏ワザ!?
第22話
今回はナンプレの解き方の中でも、邪道ともいえる解き方「ユニーク・レクタングル」を紹介します。ナンプレが唯一解であることに着目した、ちょっと変わった論理を使います。
それでは、「ユニーク・レクタングル」が使える局面がどんなものか見てみましょう。
4つのマスに入る数字の候補が上の図のようになった場合、グレーマスが3にならない解があったとすると、他がどう決まるかに関わらず下のふたつのどちらのパターンも解になるはずです。
ナンプレの問題は、解が1通りに決まるように作られているので、このようなことは起こりません。これを逆手に取った解き方が「ユニーク・レクタングル」です。
つまり、解が1つに定まるためには、グレーマスには3が入らないといけないということです。
これは本来のルールからわかることではないので、いわば裏ワザ的な解き方と言えます。
「ユニーク・レクタングル」がどんなものかわかったところで、実際にこのテクニックを使える問題を解いてみましょう。グレーマスがヒントです。
≪問題1≫
このテクニックはいわゆる正攻法ではありませんが、早解き大会などのとにかくスピードが重視される場合には有効です。
≪解答1≫
(このコラムは、ナンプレ館Vol.57に掲載されたものです)