ナンプレの難しさは何で決まる? その2
第2話
7級までの問題は、ブロックのどこに数字が入るかを考えるだけで解けるようになっています。
例えば、図Aでは1を入れられるマスは☆しかありません。
図BとCでは複数の数字に着目していますが、いずれも同じ手筋です。
【図A】
【図B】
【図C】
6級以上の問題では、ブロックだけでなく列のどこに数字が入るかを考えないと解けないようになっています。
図Dで上から2列目に注目すると、4が入れられるのは☆しかありません。
2列目の左側はスカスカですが、上隅に4が入っていることに気づけば同じブロックには4が入らないとわかります。
【図D】
【チャレンジ問題】
列を見る数字の決め方は、ブロックを見る決め方よりも気づきにくいのが普通です。
中級問題では、この2つの手筋のどちらを使うかの割合を見て難易度を決めています。
今回は特別に、列を見る手筋を非常にたくさん使う問題をご用意しました。ぜひ解いてみてください。
これがスラスラ解けるようなら中級の考え方は十分にマスターできています。
このようにブロックと列の2つの手筋だけでも、幅広い難易度の問題を作ることができます。
手筋がどのように組み合わされているかは、単に難易度の高い低いだけでなく、問題の個性を感じさせる要因にもなっています。
【チャレンジ問題の解答】
(このコラムは、ナンプレ館Vol.36に掲載されたものです)