バラエティナンプレ その4
第12話
このテーマも回を重ねて、4回目となりました。もはやバラエティナンプレを紹介するコーナーになってきた感があります。
今回は、一見ナンプレには見えないパズルを取り上げることで、ナンプレというパズルの本質を浮き彫りにしたいと思います。
まず見ていただきたいのは「ゾーンナンプレ」です。こちらはまだナンプレ色を色濃く残しています。
<ルール>
タテ・ヨコの各列に1~5の数字がひとつずつ入ります。太線でかこまれたエリアにも、数字がひとつずつ入るようにします。
【問題1】
ナンプレのアレンジのひとつに、ブロックの形を正方形から不定形にした「ジグザグナンプレ」があります。
「ジグザグナンプレ」ではどのマスもいずれかのブロックに属するため、思わぬところから解けてしまい、作り手から見るとコントロールがしづらいです。
「ゾーンナンプレ」ではその点を改良し、必要なブロックのみを使うことで、意図どおりに解き筋を決められるようにしました。
次にご覧いただくのは、その名も「だんごナンプレ」です。ちょっと見には、これがナンプレ?とお思いになるかもしれません。
<ルール>
まっすぐな線(串)でつながっている○には1~4がひとつずつ入ります。
【問題2】
ナンプレは、ある範囲に決められた数がひとつずつ入る、というルールが基本になっています。
「だんごナンプレ」では、このエッセンスを抽出し、新たなパズルとして生まれ変わらせました。列やブロックのかわりに“串”を使い、それらを組み合わせることで一風変わった盤面が作られています。
しかし、解いてみると、たしかにナンプレ!と感じてもらえることでしょう。
【問題の解答】
(このコラムは、ナンプレ館Vol.47に掲載されたものです)