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ナンプレの難しさは何で決まる? その1

第1話

ヒントが多いナンプレの方が解きやすいと感じるかもしれません。でも、ヒントの多い少ないだけで難易度が決まるわけではないところにナンプレの奥深さがあります。
ナンプレの難しさを左右する要素は、主に2つ。
ひとつは使われる「手筋の難しさ」です。高度な手筋を使わないと解けない問題はそれを知らない人にとってはとても難しく感じられます。
もうひとつは「数字が決まる場所の多い少ない」です。いろんなところから解き進められる問題ほど、手掛かりをみつけやすく、簡単です。使う手筋が同じでも、決まる場所が少ないとそこを見つけるのに苦労します。

では、ここで利き酒ならぬ利きナンプレをしていただきましょう。
2つのナンプレ、ヒントの数も同じ32個なら、位置もまったく同じ、特別難しい手筋は必要ありません。ただ、一方は決まる箇所が多く、もう一方は少なめに作ってあります。
まずは解いてみてください。

【例題A】
例題A

【例題B】
例題B

さあ、どうでしたか?違いがわかったでしょうか。【例題B】の方が難しかったはずです。
どちらも解けた人は初級レベルは十分にクリアしています。
途中で詰まってしまった人は、もう一度よく探してみましょう。どこかに手掛かりがあるはずです。
次回は中級以上の高度な手筋について解説していきます。

(このコラムは、ナンプレ館Vol.35に掲載されたものです)

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