【第18回】テクニックの名前

【前回】ナンプレのヒント

ナンプレを解くのに使われるテクニックはいろいろありますが、それらを区別する名前は、それぞれが自由な呼び方をしている状況です。そこで、私も自分なりの名前を考えてみました。

≪ゴースト≫

図のような状況では、二か所ある【ゴースト】のどちらかに3が入り、×には3は入りません。広がった範囲にモヤモヤといるお化けが思い浮かんだので、“ゴースト”という名前を付けました。

≪スイッチ≫

図の矢印の二列で、9が入る可能性があるのは◆と◇が入ったマスだけです。このとき二つの9は、どちらも◆に入るかどちらも◇に入るかの2パターンです。すると、どちらの場合であっても×には9が入らないことがわかります。二つの状態が切り替わる様子から“スイッチ”と名付けました。

≪リザーブ≫

図の二か所ある【八角形】には1と7のどちらかが入り、他の数字が入ることはありません。
二つの席が二人の予約でいっぱいになるイメージから“リザーブ”と呼ぶことにしました。

≪アリバイ≫

図の二つの☆の候補はどちらも8と9です。これにより、一番上の列の8と9は必ず☆に入り、×には入らないとわかります。ホシはここにいるから他にはいない、という意味で、“アリバイ”と命名しました。

いかがだったでしょうか。
無機質な数字も、具体的なイメージと結びつけると少しはわかりやすくなるのではないかと思います。みなさんも自分で見つけたテクニックに名前をつけてみると楽しいかもしれませんよ。


このコラムは、ナンプレ館Vol.53に掲載されたものです。

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