【第9話】バラエティナンプレ その1

【前回】ヒント配置の美しさ その3

ナンプレは、そのシンプルさゆえ、さまざまなアレンジを加えたルールがいくつも考案されています。今回からは、そんなナンプレのバリエーションについて紹介していきます。
ナンプレのバリエーションを語る上で外せないのは「ラテン方陣」です。ナンプレの解答図では縦横の列と3×3のブロックに1~9が入りますが、ラテン方陣にはブロックの要素がありません。
パズルとして遊ばれていたかどうかはわかりませんが、ラテン方陣自体はとても古くからあり、ナンプレの原形とも言えるものです。
下にラテン方陣の問題を用意しました。ナンプレと違い、縦横のからみだけで解けていきます。

【問題1】


ナンプレに慣れていると、ブロックがないと解きにくいと感じたのではないでしょうか。
ナンプレは、ブロックを導入することでより解きやすく奥深いパズルになっていますね。
このブロックにアレンジを加えたのが、『ナンプレ館』のバラエティコーナーにも掲載されている「ジグザグナンプレ」です。ブロックの形が正方形に限らずいろんな形をとります。

【問題2】


ちょっと難しいかもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください。
ブロックの形が違うことで、普通のナンプレとは一味違った解き筋が楽しめます。
いかがだったでしょうか。こんな感じでさまざまなバリエーションを紹介していこうと思います。しばしお付き合いください。

【問題の解答】



このコラムは、ナンプレ館Vol.43に掲載されたものです。

【次回】バラエティナンプレ その2

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